【上の橋 擬宝珠】
上の橋は、慶長14年(1609)に第27代藩主南部利直(なんぶとしなお)が、 盛岡城築城時に中津川に架けました。
擬宝珠(ぎぼうしゅ・ぎぼし)を取り付けたのは、 1336年(延元元年)後村上天皇より恩賞として京都鴨川橋の擬宝珠の使用が許された故事によると伝えられています。
この擬宝珠は、1945年(昭和20)に軍の金属供出になるところを、 実業家でかつ郷土史に造詣の深かった太田孝太郎(1881〜1967)の尽力で、 急きょ国の重要美術品に選定され、危うく難を免れました。
橋の擬宝珠で記念銘があり、制作年代も古く、残存個数が多いという点で、 盛岡市の青銅擬宝珠は国内でもまれな存在です。
現在の橋自体は、 何回かの流失を繰り返し、昭和になってかけかえられたものです。
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